少子高齢化より深刻な世帯数減少%E5%B0%91%E5%AD%90%E9%AB%98%E9%BD%A2%E5%8C%96%E3%82%88%E3%82%8A%E6%B7%B1%E5%88%BB%E3%81%AA%E4%B8%96%E5%B8%AF%E6%95%B0%E6%B8%9B%E5%B0%91

少子高齢化より深刻な世帯数減少

日付:18年06月13日 水曜日カテゴリ: スタッフブログ

みなさん、こんにちは!代表の堤です。

熊本も梅雨入りしましたね。雨季のスコールような豪雨には驚かされますが、沖縄は記録的な少雨だそうです。地下水に恵まれている熊本、その源となる雨に感謝しなければですね。
さて、熊本県の人口は2000年の約186万人をピークに2017年時点で約177万人と減少を続けておりますが、世帯数は70万世帯前後で推移しています。これは(特に中高年の)単身者の増加が人口減を補っていることによります。不動産市況においてはこの世帯数の増減が重要でありまして、住宅需要は世帯数の増減に左右されます。熊本地震において約3万5千戸の公費解体が行われました(本年4月にほぼ完了)が、その多くが旧耐震の建物であり、私は現在新築されている住宅はこの先10年の建替え需要の先食いだと思っています。今の新築着工が続けばあと2~3年で震災の復興需要を満たし、同時に熊本は本格的な世帯数減少に向かいます。それでも、これから15年は高齢者世代は増加します。こんなはずでは無かったと思わないように住宅・アパートの建築は考えて行いましょう。一番の解決策は、年間2千人以上大都市に流出している若年層に、地元での仕事と生活の選択肢を準備すること。そして、その世代がしっかりと家庭を築き、幸せに子育てをできる熊本にすることだと思います。