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リアルのりある。〜物件トラブル〜 『一人暮らしの方が亡くなった家』

日付:21年08月31日 火曜日カテゴリ: スタッフブログ

こんにちは!リアルサービスの広報担当です。

「孤独死」という言葉が、一時期からよく使われるようになりました。

言葉が一人歩きして、一人暮らしの人が自宅でひっそりと亡くなることまでがネガティブに受け取られがちですが、すべてがそうではありません

当社でもそういった物件のご相談を受けることがあります。

本日は、その中から1つのケースをご紹介いたしましょう。

 

持ち家で亡くなられた高齢者のケース

 

 

Q.持ち家で独り住まいだと、亡くなられたことに気づく人がいるかどうかが重要ですよね?

【堤】はい。今回ご紹介するケースでは、親族の方がわりと頻繁に連絡を取っておられたので、比較的早く気づくことができたようです。確か死後数日ほどで「おかしい」と感じ、すぐに駆けつけたと言っておられました。

 

Q.時間がかなり経ってから見つかった場合、家はどうなるんですか?

【堤】必要に応じて、特殊清掃(特殊な状況の家を清掃すること)を請け負う会社に掃除を依頼することになります。最近テレビで取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。ご遺体が長時間そのままになった場合は、通常の清掃できれいにするのが難しくなるんです。

 

Q.今回のケースはどうでしたか?

【堤】暑い季節でなかったことも幸いして、そこまでの必要はありませんでした。親族の方が費用を負担してくださって、速やかにリフォームできたのも良かったと思います。

持ち家で独居の方が亡くなられた場合、その家を清掃して引き続き親族が使うのか、売りに出すのかで流れが変わります。

こちらのケースでは、賃貸に出したいというご要望がありました。

 

どんな物件でも、きちんとリフォームすれば活用できる

 

Q.孤独死と聞くと、「何かあったんじゃないか」と思われることもあるのではないですか?

【堤】それはよくありますね。しかし、老衰など自然死の場合、いわゆる瑕疵(かし)物件という扱いにはなりません。法律でも「自然死の場合は告知の義務なし」と定められています。今回のケースは自然死でしたから、告知の義務はありませんでした。

ただ、それを借り手に伝えないことも不誠実だと考えています。当社では必ず「前の方が自然死で亡くなられました」と正直に経緯をお伝えして、借りる方のご判断に任せています。

 

Q.こちらの家は、借り手がついたのでしょうか?

【堤】リフォームして2ヶ月ほどで契約が決まりましたよ。駅近の良い立地だったことと、70平米ある広い家だったことで内見の申し込みをいただくのも早かったですね。

リノベーションにかかった費用は450万円ほどでしたが、7万円ほどで貸し出せば、4年弱で費用回収が可能です。
一番いけないのは、そのまま家を放置すること。税金だけがかかって、ご親族の負担になってしまいます。

 

今回のように、自然死に対しては「気にしない」と言ってくださる方も多くいらっしゃいます。

どのようなケースでも、できることが必ずあります。そのままにせずプロに相談していただければと思います。

年齢に関係なく一人暮らしをする人は増えています。

もし、お身内の方が亡くなられた家の扱いで困るようなことがあればご相談ください。

当社では、家のリフォームやその後の対処、相続の問題など、さまざまなお悩みを広くお受けしています。

「ローンを払えなくなったらどうなるの?」家に住んだままで物件を売却する方法があります

日付:21年08月26日 木曜日カテゴリ: スタッフブログ

こんにちは!リアルサービスの広報担当です。

7月7回目のブログでご紹介した「ローンが払えなくなりそうな時の対処法」、読んでいただけましたでしょうか。

今回は、気になる「今住んでいる家がどうなるか」にフォーカスをあててみたいと思います。

 

自宅に住み続けたままで、家を売る方法がある

 

住み慣れた自宅から離れたくないという方に向けて、「リースバック」という方法があります。

自宅を売却して購入者との間に賃貸契約を結ぶやり方ですが、大きなポイントは、自宅に住み続けたままで売却し、新たな家主と賃貸契約を組めるところ。

引っ越し先を探したり、引っ越し費用をかけたりする必要がなく、何よりも、家を失うという大きなダメージを回避することができます。

のちに買い戻すことができる可能性もあり、愛着がある家を手元に残せる確率が高いため、近年、申し込みが増えているようです。

他に、自宅を担保にしてお金を借りるやり方もあります。

こちらは「リバースモーゲージ」といって、まとまったお金を手にして生活資金に回したいという方向けのもの。高齢者向けのCMなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

どちらも、メリット・デメリットがそれぞれありますので、検討する際にはプロに相談しましょう。

 

家を残せれば、再出発に向けての気力を残せる

 

当社でもこれまでに、支払いが難しくなったケースを担当させていただきました。

その中で感じるのは、「家を失わずに済んだ人は、再出発への活力を早く取り戻せる」ということです。

複雑な事案を多く担当してきた当社の代表・堤は、特にそれを感じると言います。

実際に滞納が続いて差し押さえがかかった場合、家は競売にかけられ、それでも家から出ないでいれば強制執行をかけられて追い出されてしまう・・・と、重いダメージをうけることになります。

支払いの滞納が起きそうなときは、とにかく早めに対策を始めることが大切。

長期的に支払いが不安なときこそ、プロにすぐ相談して、使える救済措置があれば活用しましょう。

先月のブログでもお伝えしましたが、決して借金をして返済に充てようとは考えないようにしましょう。悪循環を招いてしまうと、復帰が難しくなりますから・・・。

当社では、リースバック、リバースモーゲージどちらのご相談もお受けしています。

もしものときは、リアルサービスを思い出してください。
困難を乗り越える作戦を、一緒に考えましょう!