こんにちは!リアルサービスの広報担当です。
2024年をめどに、登記についての義務化が施行されます。
以降は、土地や建物を相続した場合、必ず相続登記をしなければなりません。
でも、中には顔を見るのも嫌だというほどに関係がこじれたご家族もいらっしゃいます。当社の代表・堤に、自力でどうしても解決できないケースをお手伝いしたときの話を聞いてみました。
Q.今回のトラブルは、親子間で相続がきちんとできなかったケースですね。
【堤】はい。このご家族は、親御さんが莫大な借金を抱えていて、親御さんに反発したお子様が家を出て親子の縁を切っていたという流れがありました。
相続の相談を親御さんからお受けして、お子様を探すことから始めたんです。
Q.相続の手続きで人探しもするんですか?!
【堤】普通の不動産会社ならここまでしないと思います。私はいろいろなケースに対応することが多く、イレギュラーには慣れていますから、お引き受けしました。
少し時間はかかりましたが、なんとかお子様を探し出して説得し、親御さんが入院している病院へお連れしたんです。
お互いが元気なうちは、連絡を取り合わなくてもそれぞれにやって行けるものです。ただ、相続だけはそうは行きません。
家族の関係がこじれていると、このケースのように、いざとなったときに自分たちで解決できなくなっていたりするのですね・・・。
Q.話し合いはスムーズに進んだんですか?
【堤】いや、やはり長年の蓄積があって簡単には行きませんでした。「私は親と会ったら何をするか分からない」とまでおっしゃられるのを連れて行っているのですから、仕方のないことですが。
付き添って欲しいと頼まれて、お連れした責任も感じていましたので病室の中までご一緒しました。
Q.お見舞いで他人が行くのは普通ですけど、そういった場合でも付き添いはできるんですね。
【堤】それが、個人情報を含むような内容だからか、お医者様から「あなたは誰だ」と聞かれて。「不動産屋です」と答えたら、「身内でないなら退室してください」と言われてしまったんですよ。
そうしたらお子様が私の袖をガシッとつかんで、お医者様に「私はこの人がいないと、親と同じ空間にはいられないんです!」と訴えられたんです。お医者様がびっくりされていましたね。
それからは退室させられることもなく、なんとか話を終えることができたので一安心でしたが、お子様はかなり気持ちをセーブして頑張られたのではないかと思います。
この後は手続きも終え、お子様も普段の生活に戻られたということでした。
しかし、もしお子様が見つからなかったらどうなっていたでしょう?
お子様が面会を絶対拒否していたら・・・?
相続は、プラスのものを受け継ぐだけではありません。
借金というマイナスな資産も、家族に影響を与えてしまうのです。
自分たちだけでは話し合えない、解決できないようなケースこそ、早めに手を打たなければなりません。
人探しは通常業務には含まれませんが、もしも他に相談しづらい相続のお悩みがあれば、一度当社にご相談ください。できる限りのサポートをいたします。
こんにちは!リアルサービスの広報担当です。
本日は、少しドキッとするお悩み相談。「もしも住宅のローンを払えなくなったらどうなるの?」です。
当社の代表・堤からの「危ないと思ったらとにかく早めにご相談ください!」とのメッセージを最初にお伝えいたします。
支払いの滞納が続くと、残債を一括で払うよう銀行から通知が届きます。
指定された期限までに払えないと滞納扱いになり、最終的にはローン自体を売却しなければならなくなります。
売却されたローンは競売にかけられます。所有者は、この時点で家を出ていかなければなりません。これが「強制執行」です。
強制執行の際には警察が来て、もしも抵抗すると逮捕されてしまいます。
住居を失っては生活そのものが成り立ちません。
ローンの支払いが難しいと感じたら、とにかくすぐに相談することが大切です。
たった一度の延滞で、その後の支払いに問題がないならもちろん心配はいりません。
ただし、一度でも支払えない状況に陥ったら、リスクを自覚して将来への備えを始めましょう。
「早めと言われても、どのタイミングで相談すれば良いか分からない」と迷われる方もいらっしゃるでしょう。
数々の債務整理に関わってきた堤に聞いてみると、ベストなタイミングは「滞納する前」とのことでした。
滞納前であれば、銀行に「払えなくなりそうだから、返済条件を緩和してほしい」と相談することができるのです。
実際に緩和措置を受けられて、支払額を押さえることができた例がたくさんあります。
相談せずに滞納してしまうとアウト。信用に傷がつき、他の借入もできなくなりますから、これだけはしてはいけません。
もうひとつ、絶対にしてはならない対処法があります。
それは、借金をして支払おうとすること。
下手をすれば何もかもが払えなくなって、最終的に全ての資産を手放さなければならなくなる可能性も・・・。
早めに手を打てば、できることはちゃんとあります。
「誰にも相談できない」と思い込まず、プロに相談しましょう!
当社はこういった事例も多く手掛けています。気になることがあれば、いつでもお尋ねください。