小学生の息子が夏休み自由研究で、食材や身近な物にデンプンが含まれているいないをヨウ素液を使って調べるとのことで様子を見ていました。
およそ40種の材料が揃ったところでイソジンうがい液を希釈したヨウ素液代用品を垂らすと、片栗粉や食パンが瞬時に紫色に変わり順調に研究が進んでいきます。
そして自分のなかで変わるはずがないと思ったコピー用紙に順番がきたときです。
予想を反して紫色に変わっていくではありませんか。
文系卒の父にとっては新発見で、息子も何か得意げな顔をしていました。
早速ネットで調べると、紙の原材料であるパルプの接着を良くしたり、表面の強度を強くし印刷インクの写りを良くしたりするなどの効果がデンプンにはあり、合成系の接着剤に比べて水に溶けやすいため紙の再生がし易いことや安価であることなどでデンプンが使われるとのことが判明しました。
小学校の自由研究からもまだまだ学ぶことがあるんだと知らされた固定観念だらけの父親でした。
〈N.M〉