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建物を持ち上げる?

日付:15年09月13日 日曜日カテゴリ: スタッフブログ

先日市内の某所で一戸建の沈下修正工事がありました。

地盤沈下により傾いてしまっている建物を元に戻す工事で、特殊な技術が必要とされる工事です。

今回は最大で8cm下がっている建物を持ち上げてフラットにして、建物が沈下しないように支えを作ります。

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↑掘り返した土のほんの一部です。

ベタ基礎を斫り土を掘りだして支持層にぶつかるまで鋼管杭を打ち込みます。

今回は11本の鋼管杭を打ち込んで建物を支えます。杭が準備できたら次は建物をジャッキで支え上げていきます。

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特殊な機械を使い建物への負担を少しでも少なくするべくほんの数ミリずつ上げていきます。

 

どの場所を上げるか、ジャッキに建物の圧力はちゃんとかかっているか等、熟練の技術が必要とされる緊迫した作業を8人程の職人さんがフル稼働で慎重に慎重に進めていきます。

建物を持ち上げてはレベルを確認しまた数ミリ上げるといった緻密な作業が延々と続けられていき・・・・

大きく傾いていた建物が2時間ほどで見事にフラットな状態に戻りました。

 

 

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今回工事をお願いしました業者さんはとても腕が良く、付属の建物まで同時に持ち上げて頂けました。

 

これから1週間ほどかけて基礎の補修や建物を支えるコンクリートの打設工事を行う予定です。

 

 

建物を持ち上げたり時には移動させたりと最新の技術には驚かされるばかりです。※マンションも持ち上げられるらしいです。Σ(・ω・ノ)ノ!

技術の進歩によりある程度のトラブルは解決が出来る時代ではありますが、大切なのは今回の様なトラブルが起きないようにしっかりと調査、準備をすることだと思います。

 

これから不動産を購入される予定の皆様

土地にせよ建物にせよ『物件の調査』はとても大事なことですので、納得のいくまでしっかりと確認をしてから購入するようにしてください。

信頼できる業者に物件調査を依頼されるのも良いでしょう。

私もお客様から買ってもいいだろうかと購入前にご相談を受けることがあるのですが、調査の結果購入をお見送り頂く物件も実際少なくありません。

一生に一度のお買い物になるであろう大切な不動産ですので、不動産業者が扱っている物件だから大丈夫だろうではなく、購入前には一度冷静になって物件と向かい合う事が必要だと思います。

 

営業部 金崎

コピー用紙がヨウ素液で紫色に

日付:15年09月08日 火曜日カテゴリ: スタッフブログ

小学生の息子が夏休み自由研究で、食材や身近な物にデンプンが含まれているいないをヨウ素液を使って調べるとのことで様子を見ていました。
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およそ40種の材料が揃ったところでイソジンうがい液を希釈したヨウ素液代用品を垂らすと、片栗粉や食パンが瞬時に紫色に変わり順調に研究が進んでいきます。

そして自分のなかで変わるはずがないと思ったコピー用紙に順番がきたときです。
予想を反して紫色に変わっていくではありませんか。

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文系卒の父にとっては新発見で、息子も何か得意げな顔をしていました。
早速ネットで調べると、紙の原材料であるパルプの接着を良くしたり、表面の強度を強くし印刷インクの写りを良くしたりするなどの効果がデンプンにはあり、合成系の接着剤に比べて水に溶けやすいため紙の再生がし易いことや安価であることなどでデンプンが使われるとのことが判明しました。

小学校の自由研究からもまだまだ学ぶことがあるんだと知らされた固定観念だらけの父親でした。

〈N.M〉